美味しいご飯だったかな

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家の前に車を入れると、毎日こうやってベランダから覗いてた。そして部屋の入口に先回りして、ギャン吠え。
今まで夢見てただけで、ひょっこりまた顔出さないかな?ってちょっと待ってみたりするけど、やっぱり出て来てくれないみたい。
ちくわがいなくなって3日目の朝方、トコトコトコトコってちくわの足音みたいなのがしばらく聞こえて、何か他の物音だったんだと思い直したけど、それっきりもうその音は聞こえなくなった。
違うと思っても、なかなか居間で眠ることを止められず・・・。まだ一緒に寝てたくって、初七日まで・・が、おとーが旅行から戻るまで・・・が、おとー疲れてるだろうからイビキうるさそうだから・・・でちくわ離れができなかったけど、3日前からやっと自分のベッドで寝るようにした。でも必ず朝の4時に決まって1度目が覚める。
4時にも、冷たい鼻くっつけてきて舐めて起こされたっけな・・・。


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ちくわのご飯に苦労をするようになって2年くらい。
最初は自分が作った手作りご飯で充分な栄養を摂らせる自信もなく、美味しく食べれて肝臓に優しいフードを探してはトッピングの種類を増やして食べさせていた。
見た目は元気でも肝臓の数値は常に正常値より高い状態だったので、常に不安定な食欲。
なんでもガツガツよだれを垂らしてご飯を待っていたちくわとは別犬になってしまった。
2013年夏には本格的に調子悪くなり、おじや風ご飯と少量のフードでもよく吐く様になってしまった。
ほんの少しのフードでも吐き、一時は薬の影響で、すぐ治まってくれたけど膵炎になり、そこから膵炎対策のご飯になり、そして完全に手作りご飯に変わった。
わんこの手作りご飯の本を買ったり、手作りをしている人のブログを参考にしたかったけど、ちくわは食べてくれない物が多過ぎ。体調悪い時は余計にひどかった。
でっかい口で、ちまちまと前歯だけで食べたり、口からペッペって出したり・・。
そしたら怪しい食材抜いて作り直し。
本で肝臓に良い食材を選び、さらにちくわが食べれる物を探し出す日々。
いろんな食材入れて作ったご飯を食べてくれる子が羨ましかった。
思ってた手作りご飯とはかけはなれていた。

ついでにいうと、サプリメントなんかもご飯に混ぜ込んで食べてくれると楽だったのに、錠剤、粉末、どんなタイプでも薬品ぽい物はみごとに避けられ、ご飯にすら不信感を持つようになってた。
だから、肝臓の繊維化が少しでも遅くなり、再生できる栄養素のある食品で食べてくれそうな美味しい物を探して食べさせてた。
毎日検索しまくり。

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心臓、腎臓、腫瘍などなど病気によって、食事も食欲も違うみたいだけど、病気にあった栄養素のフードに薬を入れるだけで簡単に食べてくれる子はいいなぁなんて思った。
肝臓が悪くなると、ほんとに味覚に敏感になるみたいだった。
そして、状態によって好みも変わった。
後で考えると「あ~だから食べなくなったんだ」や「だからすごく食べるようになった」なんて事がよくあったので、ちゃんと体に必要な物を欲してたんだと思う。話せればいいのにって何度思ったことか・・・。
今までどれだけ、作っては捨て作っては捨てたろうか・・。

手作り食べなくなって、フードに戻ったり、おじやブームだったり、パサパサ飯だったり、この肉はいいけどこの肉は食べないとか、しょっちゅうブログにも書いてきた。
ちくわのご飯の事で、人間のご飯にまで時間をかける余裕がなくなってた。
未だに、私何作ってたっけ?って人間用のメニューが頭に浮かばない。
料理は好きじゃないおかんが、長い時間、台所でストック食材作ってた。1日24時間じゃ足りなかった。

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肝臓を患ってる子のブログって、一生懸命に探すんだけど、なかなか出てこない。
何食べさせてるかな?って期待しても、だいたい肝臓サポートにサプリかけて食べてますとか書いてあると、食べてくれていいなぁって思った。
同じ肝臓の中でも病気が分かれるので、慢性肝炎は特に探しずらかった。
ちくわが肝臓悪いって内容になってしまってから、うちも肝臓が・・・って方がきてくれるようになった。
更新頻度も多くないし、人気ブログでもないのに、ここにたどり着くなんて、やっぱり情報が少ないのかな?
1日に少しづつ何度も分けて食べさせる。食べれる物が決まらない。ご飯に苦戦してるんだもん、ブログをやってる時間もないのだ。
生きるための一番大事なご飯を、しゃべれない子の気持ちを読み取って与えて、それなのに食べてくれなくて、イライラしたり、悲しくなったり、でも1日何度も作り続けなきゃならなくて・・・。ものすごく忍耐強くなったかもしれない。
「これダメ?じゃぁこれは?」なんてやりとりしてた。作り直すから時間もかかる。
下痢で悩んだ時も食事で対策しようと悪戦苦闘。

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その代わり、体調が良い日が続き、バクバク食べてくれた時の嬉しさったらなかったな。
足元で早くよこせとどっかんどどっかんアタックしてた時もあったっけ。
病気じゃなけりゃなんでも食べるやつだったのにな。

こういう毎日だったから、2年どころかもっと長く感じる。
24時間365日、全てちくわに費やしてた。自分の事は後回し。あ、おとーの事も後回し。
大変だったけど、肝臓の事はすごく勉強になった。今までこんなに内臓の働きの事なんて考えたことない。
時間が空けば、常にネットで検索してた。
食の大切さ、栄養なんかの勉強になった。ちくわのおかげで肝臓の大事さがよくわかった。
沈黙の臓器で症状が出てからでは遅いのは本当だった。

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病院の先生は、薬で治せる事はいろいろ考えてやってくれる。
でも、食事の事は飼い主が自分で頑張らないとならない。
手作りに工夫したり、健康食品探しまくったり・・・。
目に見えて効果がわからないだけに、それで線維化がどれだけゆっくりさせれたかもわからない。
全く効果はなかったのかもしれない。
ただただ、毎日美味しくご飯が食べれるようにとちくわと頑張ってきた。
大変だったけど、それも当たり前になり、何作ってあげようかって悩むのは辛い反面、楽しい事でもあった。
フードをバクバク食べるのも頼もしいけど、作ったご飯をバクバク食べてくれる方が、格段に嬉しかった。
そういう経験ができて良かったとも今は思う。
何の心配もなく元気で最後は老衰で・・・・が理想だけど、長生きさせてあげれなかったけど、ご飯の面だけは後悔していることはない。おかんがやれる事は全てしてきたって言える。
ちくわに「これはあんまり食べたくないけど、お腹空いてるし、これしかないから仕方ないな」なんて思いはさせなかったと思う。
食べなくても違うの作れば食べたから、ひもじい思いもしなかったはず。
「おかんだけはもっと良いやつ食べさせてくれる」って、甘えてくれたと思う。
わがまま、甘えんぼでいいもんね。
反面、「変な物混ぜ込んでるしょ?」っていう疑いも向けられてたけどもね。

っていうか、ちくわの辞書には我慢して食べるという文字はそもそもなかったんだった・・・。


おとーがあべのハルカスでちくわにお里帰りをさせた証拠写真を撮ってきた(笑)。
京都はあっちらしい・・・。ほんとにあってるのかな?山の向こうか?おかんには東西南北どっち向いてるかもわからんな。
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ちくわ、懐かしい?覚えてる? すっかり道産子になっちゃったよね。

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これ、この人かわいい、ビリケンさんってこんなんなんだ。初めてちゃんと見た。
家にあったら幸せになれそうだなぁ。。。癒される~。

=おかん=
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by cue-nacs | 2015-03-06 17:47 | ★慢性肝炎 | Trackback